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Blenderでさらに綺麗な分子模型の画像を作ろう!

  • 執筆者の写真: guan satai
    guan satai
  • 2020年11月10日
  • 読了時間: 2分

 前回の記事でChemdrawで分子構造を描き、Chem3Dからpdbファイルを作成し、Blenderで読み込ませるまで習得できましたか?まだ読んでない人はさくっと確認してきてください。

 前回まででBlender上に分子模型を表示させることはできるようになりました。しかしまだスクリーンショットを駆使しないと画像として使えません。今回はBlenderの機能を使ってさらに綺麗な分子模型の画像を作ることを目標とします。


 Blenderの右のほうにカメラボタンがあると思います。それを押して「カメラビュー」にしてみてください。カメラビューとは画像が作成されるときにどの画面が画像になるのかを決定する視点です。何もしていなければ左の方にカメラのオブジェクトがあると思います。このカメラのオブジェクトの位置を調整してほしい画角に設定してください。オブジェクトは選択した状態(輪郭がオレンジ)でキーボードの「G」を押してください。もしうまくいかなければ、移動できる状態のままx,y,zのいずれかを押してみてください。x軸、y軸、z軸にのみ移動させられます。

 画角を決定できたら右側の方にあるレンダープロパティーを選択してください。そのタブのレンダーエンジンをCyclesに変更してください。その後上のタブのレンダーをクリックし、「画像をレンダリング」をクリックしてレンダリングを開始してください。しばらくするとレンダリングが完了します。

 レンダリングは非常に重い作業になります。なのでレンダリングの回数を減らす処理が必要なこともあります。レンダープロパティーのレンダーやビューポートの数字を調整することで調整できますが、詳しいことは他のサイトを見てください。core i5程度のcpuがあればクラッシュすることもないはずです。

 さて、レンダリングは終わりましたか?割と綺麗な画像が得られたと思います。さらにBlenderの機能を使用すればもっと複雑な画像を作成できます。やってみてください!

 


 下図はメッシュを追加して床を作成しました。こうすることで大きな分子でも全体像を表示できます。大きい分子を離れた位置から撮影すると一部が欠損した状態で表示されます。床を作ることでこれを防ぐことができますが、影ができて見にくくなることもあります。



 
 
 

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